新斎苑建設用地を視察


8月も最終日となりましたが、猛暑が後退することなく、夏の終わりの気配がなかなか見えてこない毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、本日は午後からの議会改革推進特別委員会のあと、夕刻から懸案の課題である新斎苑建設推進事業の用地進ちょくを自民党会派で見学させて頂きました。先週には地元関係者ならびに市議会代表者による橋梁お披露目が行われたところであります。

現地は高円山ドライブウェイの入り口の近辺。工事進ちょくの遅れにより令和4年(2022年)春頃までに完成とのこと。現在の火葬場の老朽化と共に契約期限も迫っていることから、安全な工事継続のもと一刻も早い供用開始が望まれます。

言うまでもなく過去の定例会や委員会において候補地を巡って相当な議論を重ねてきたことは事実でありますし、現在でも山林を切り開いて橋梁を架けてまで斎苑の候補地を求めていく必要があったのか、という疑念は私の中では消えていません。

現候補地の下に産業廃棄物が埋設されていた(すでに除去済)ことや市が購入した土地の買収価格の適正性を巡って裁判係争中であることも含め、ご地元の自治会の同意、供用開始後の運営方法も含めると論点は多岐にわたり、これまでに任期中に議会関係資料として保管してきた書類は相当な分厚さになっています。

歴代の市政を司ってきた市長がもっと早くこの問題に着手して解決に向かってあらゆる手段を模索していけば、候補地や運用方法についてもさらにより良い選択肢があったのではないか。過去を変えることはできませんが、現在までこの課題を積み残してきた本市の行政に携わる者、携わった者、議員も含め一人一人に問われるべき問題と考えます。

さて、明日からは9月定例会内示会となります。
新型コロナウィルス感染症対応の補正予算をはじめ、前年度である令和元年度決算状況の決算審査等、ボリュームの大きな議会となりそうです。引き続き注力して参ります。

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